分科会

障がい者アート分科会 2023年3月6日
「メタバース・アートギャラリー」を設立。障がい者によるアート作品の展示・販売を開始

日本メタバース協会はWeb 3.0型のヴァーチャル空間に「メタバース・アートギャラリー」を設立し、障がい者によるアート作品の展示・販売を開始しました。

176の応募作品から、協会会員による投票で24作品が採用。購入者は現物アートとNFT証明書のセットを受け取ることができます。

一般社団法人日本メタバース協会(以下、協会)は、一般社団法人障がい者アート協会、スタートバーン株式会社、インテリジェンスクリエイターズ株式会社等の会員および協力企業と協働し、Web 3.0型のヴァーチャル空間であるDecentraland(ディセントラランド)に「メタバース・アートギャラリー」を設立し、障がい者によるアート作品の展示・販売を開始しました。

「メタバース・アートギャラリー」は以下の特徴を有しています。

1.メタバース空間で世界中の人に向けて障がい者によるアート作品を展示・販売する。

2.購入者はリアルのアート作品とNFT証明書を受け取ることができる。

3.障がい者アートが適切に評価され、作家が経済価値を受け取れる仕組みを目指す。

「メタバース・アートギャラリー」にて、展示されている障がい者アート作品はすべて購入が可能です。革新的なポイントは障がい者アート作品の情報を、NFTとしてブロックチェーンに書き込むことです。NFTとして登録された作品情報は削除・改ざん・複製ができないようになり、その性質によって作品の信頼性と真正性が担保されます。さらに、作品情報を簡単に閲覧できるように、作品には証明書の画面に飛べるICタグを貼付します。

障がい者アートは支援団体や企業等の長きにわたる努力のおかげで、多くの人々に知られるようになりました。加えてSDGsの観点からも、さらに注目をあびつつあります。一方で、他の絵画などのアート作品のように、ギャラリーで売買されたりオークションに出品されることは多くはありません。「メタバース・アートギャラリー」における今回の展示・販売は、作家の方々にこの企画のために作成していただいた作品ばかりであり、いわゆる一次流通となりますが、将来的には購入者がその作品を売却することができる二次流通の場となることも目指しています。

「メタバース・アートギャラリー」には、個性豊かで素晴らしい作品が展示されています。これらの作品をゆっくり鑑賞していただき、皆様にとってメタバース空間で過ごすひと時が安らぎや憩いの場となれば幸いです。

「メタバース・アートギャラリー」特設サイト : https://www.borderlessart.or.jp/ipi/jma/#cc-matrix-4833333024

<一般社団法人障がい者アート協会について>

障がい者のアート活動の継続を支援する、登録アーティスト数および登録作品点数ベースで日本最大規模の団体です。作品の二次利用を通じて障がい者アートの認知を広め、同時に経済的支援を行うことを目的として活動しています。

URL : https://www.borderlessart.or.jp/